買ってはいけないアイスの選び方を知らないと、健康に影響するかも
見た目や味だけでアイスを選んでいませんか?実は、体に悪い成分が入っているものもあります。
とくに安さやパッケージだけで選ぶと、気づかないうちにリスクがある商品を買ってしまうことも。

この記事では、買ってはいけないアイスの特徴や、安全なアイスの見分け方がわかります。
- 買ってはいけないアイスの成分や特徴
- 健康に悪いとされる添加物や甘味料の種類
- 環境に配慮したアイスの選び方
- 市販でおすすめできる安全なアイス


この記事を書いた調査隊長です。
論文・アンケート・実地調査をもとに「〜してはいけない」という噂の真偽を明らかにします。
この記事は消費者庁や国民生活センター・厚生労働省の発信情報を参考にし、コンテンツ制作ポリシーに則り作成しています。
買ってはいけないアイスの特徴とは


アイスは手軽に食べられて、子どもから大人まで人気のあるスイーツですよね。でも、すべてのアイスが体にやさしいわけではありません。成分表をチェックせずに買ってしまうと、知らないうちに健康に悪影響を与えているかもしれません。
特に注意したいのは、トランス脂肪酸や高フルクトースコーンシロップといった成分が含まれているアイスです。こういった成分は、美味しさを引き出すために使われていることが多いですが、体へのリスクもあるんです。
また、「低カロリー」や「オーガニック」と書かれていても安心はできません。表現に惑わされず、裏面の成分表示を見るクセをつけることが大切です。意外と見落としがちですが、そこに本当の情報が詰まっています。
もちろん、すべての添加物が悪いとは言えません。保存や品質を守るために必要なこともあります。でも、できるだけ不要なものを避けて、安心して食べられるアイスを選びたいですね。
トランス脂肪酸の健康リスク
まず知っておきたいのが、トランス脂肪酸は心臓病のリスクを高めると言われている成分だということです。多くの国では使用を制限する動きもあり、日本でも少しずつ意識されてきています。
トランス脂肪酸は、植物油を加工する過程でできる成分で、アイスの他にマーガリンやパン、スナック菓子などにも含まれていることがあります。これを摂りすぎると、悪玉コレステロールが増えやすくなるのです。
アイスに使われる理由は、食感がなめらかになり、保存性がよくなるから。でもそれは、あくまで「作る側」の都合であって、消費者にとってのメリットとは限りません。
特に、トランス脂肪酸は一度摂ると体の中で分解しにくく、蓄積されやすいという特徴もあります。毎日食べる習慣がある人は、気づかないうちに摂取量が増えてしまうんです。
一方で「日本人の平均摂取量は少ないから問題ない」とする意見もあります。それも確かに一理ありますが、日々の積み重ねが将来に影響する可能性は否定できません。
特に注意が必要なのは、安価なアイスやボリューム重視の商品。これらには、コストを下げるためにトランス脂肪酸が使われているケースが多いです。
体を守るためには、パッケージに「トランス脂肪酸ゼロ」や「植物性油脂不使用」などの記載がある商品を選ぶと安心です。



安くておいしいアイス、つい手が伸びがちですが「安いには理由がある」と思って原材料も確認してみましょう♪
高フルクトースコーンシロップの危険性
高フルクトースコーンシロップ(HFCS)って聞いたことありますか?これは、甘さを出すためによく使われる液体の糖分で、アイスやジュースに多く含まれています。
砂糖より安く、強い甘さが出せるので、コスト面では非常に優秀。でもその反面、肥満や糖尿病、脂肪肝などのリスクがあるとも言われているんです。
HFCSの問題は、血糖値を急激に上げやすいこと。血糖値が急上昇すると、その後に急降下して、眠気やイライラが起こることもあります。体調の波が激しくなる原因のひとつかもしれません。
それに、HFCSは中毒性も高いとされ、食べれば食べるほど甘さに慣れてしまい、「もっと食べたい」という欲求を引き起こすこともあるんです。
一方で、「砂糖と大差ない」という専門家の意見もあります。確かに、摂取量や頻度によっては大きな問題にはならないかもしれません。ただし、それはあくまで“適量”を守れていればの話です。
HFCSは「異性化糖」「果糖ブドウ糖液糖」とも表記されていて、知らないうちに摂取していることもあります。成分表示をチェックする習慣をつけておくと安心です。
小さなお子さんがいる家庭では特に注意が必要。体がまだ未発達な分、影響が大きく出やすいからです。できるだけ自然な甘さのものを選んであげたいですね。



成分名が難しくても「果糖ブドウ糖液糖」って書いてたら、HFCSの仲間。覚えておくと選ぶときに便利ですよ♪
人工甘味料が腸内環境に及ぼす影響
人工甘味料は腸内のバランスを乱す可能性があると言われています。低カロリーでダイエット向きとされがちですが、実はお腹の中にいる菌に悪影響を与えることがあるんです。
腸内には「善玉菌」と「悪玉菌」が住んでいます。人工甘味料を摂ると、このバランスが崩れてしまう可能性があります。特に腸の動きが弱いと、便秘や下痢になりやすくなることもあります。
スクラロースやアスパルテームなど、名前は聞き慣れないですが、多くの「カロリーオフ」「シュガーレス」と書かれたアイスに使われていることが多いです。
もちろん「砂糖よりもカロリーが少なくて嬉しい」という声もあります。血糖値が上がりにくいというメリットもあるので、使い方しだいでは便利な存在です。
ただし、毎日のように摂り続けると腸内細菌の多様性が減るという報告もあり、長期的に見て健康によくない可能性もあるんです。
特に、子どもや腸が弱い人は、人工甘味料の影響を受けやすいと言われています。体質によって合う・合わないがあるので、食べたあとにお腹の調子が悪くなるか観察してみてください。
気になる方は、原材料に「人工甘味料」と明記されているものや、よくわからないカタカナが多い商品を避けるといいでしょう。



「ゼロカロリー」にもワナあり。甘いのにカロリーゼロって不思議…その理由、ちょっと怖くないですか?
添加物が多い低価格アイスに注意
安いアイスにはたくさんの添加物が使われていることがあります。もちろん全てが悪いわけではありませんが、少し注意が必要です。
添加物は保存性を高めたり、見た目や味を良くするために使われます。けれど、体に負担をかけることもあるので、頻繁に摂るのはおすすめできません。
「安いのに美味しいアイス」って魅力的ですよね。でもその美味しさ、実は人工的な香料や着色料、乳化剤などで作られている可能性もあります。
一方で、すべての安価なアイスが悪いわけではありません。中にはシンプルな材料で作られているものもあるので、成分表示をしっかり見れば見分けがつきます。
特に避けたいのは、パーム油や加工油脂、保存料がずらりと並んでいるタイプ。これらはアレルギーの原因になったり、体への負担が重くなることがあります。
長く保存できる=安全とは限りません。実際にはそのためにたくさんの添加物が使われていることもあるので要注意です。
「ちょっと高いけど安心して食べられる」アイスのほうが、結果的に体にやさしいこともあります。価格だけで選ばず、中身も見てみましょう。



100円のアイスは財布にやさしい。でも、体にやさしいかは成分表を見てから判断しましょ♪
自然派と書かれたアイスの落とし穴
「自然派」「オーガニック」と聞くと、体に良さそうだと思いがちですが、必ずしも安全とは限りません。ラベルの言葉に安心しすぎないようにしましょう。
実際には、自然素材を一部使っているだけで、その他の成分は普通のアイスと変わらないこともあります。「ナチュラル」と書いてあっても、添加物が含まれているケースも珍しくありません。
自然派をうたう商品でも、糖分が多すぎたり、脂質が高めなことも。体にやさしいはずが、逆に太りやすくなることもあるんです。
もちろん、オーガニック原料にこだわった本物の自然派アイスもあります。でもそういった商品は、値段が高く、なかなか手に入りにくいのが現実です。
また、「無添加」でも甘さの調整で大量の砂糖を使っている場合もあります。体にやさしいと思って食べ過ぎると、糖質のとりすぎになることも。
見た目や名前だけで判断せず、裏面をチェックする習慣が大切です。「何がどれだけ入っているか」が見えると、本当に安心して選べます。
自然派を選ぶときは、成分表示が短くてシンプルなもの、素材名に聞き覚えのある材料が並んでいるものを目安にすると失敗が少ないですよ。



「自然派」は魔法の言葉じゃありません!中身を見て、本当に“自然”かどうか確かめてみましょう♪
買ってはいけないアイスを避ける選び方


体に良くないアイスを避けるには、成分表示をチェックすることが何より大切です。パッケージの見た目や「○○ゼロ」などの言葉だけでは、本当の中身はわかりません。
まずは「何が入っているのか」に注目してみましょう。聞き慣れないカタカナや記号が並んでいる場合、それは添加物や人工的な成分の可能性が高いです。
逆に、材料がシンプルで短く、「生クリーム・卵・砂糖」などと書かれているものは安心しやすいです。できるだけ自然な素材でできたアイスを選ぶのがおすすめです。
また、環境や動物への影響も意識する人が増えています。パーム油や過剰なプラスチック包装にも目を向けながら、自分や家族の健康を守る選び方をしていきましょう。
健康にいいアイスの成分表示とは
アイスを買うとき、一番信頼できるのは「成分表示」です。どんな材料を使っているかが一目でわかるので、健康に配慮するなら必ずチェックしましょう。
理想的なのは、材料がシンプルなアイス。「生クリーム、砂糖、卵、バニラ香料」など、家庭でも作れそうな内容なら安心して食べられます。
逆に注意したいのが「植物性油脂」「異性化糖」「乳化剤」「安定剤」といったカタカナや難しい言葉が多い場合。加工度が高く、健康への影響が心配です。
特に「アイスミルク」や「ラクトアイス」と分類されているものは、植物油脂が多く含まれていることがあります。「アイスクリーム」表示のほうが乳成分が高く、質が良い場合が多いです。



材料が少なくて聞き覚えがあるものばかりなら、それは「体にやさしいアイス」のサインです♪
パーム油使用アイスが環境へ与える影響
パーム油は多くの加工食品やアイスに使われていますが、環境問題とのつながりが大きい成分です。安価で扱いやすいことから、多くのメーカーが採用しています。
問題なのは、パーム油の生産に伴う森林伐採です。特にインドネシアやマレーシアでは、大規模な森林破壊が進み、動物たちの住む場所が奪われています。
オランウータンなどの絶滅危惧種が危機にさらされていることは、あまり知られていません。でも、わたしたちの選ぶアイスがその背景に関係していることもあるんです。
もちろん「パーム油は悪」と言い切ることはできません。実際には、環境に配慮した認証(RSPO)を受けたパーム油も存在します。
ただし、すべての製品がそういった認証油を使っているわけではありません。気になる人は、「持続可能なパーム油」マークのある商品を探すと良いですね。
環境に優しい選択をしたいなら、成分表に「パーム油」と書かれているかどうかチェックする習慣をつけておきましょう。
少し意識を変えるだけで、地球にやさしい買い物ができるようになります。アイスひとつにも、私たちができることがあるんですね。



「おいしさ」と「地球への思いやり」は両立できます♪ちょっとした意識が未来につながりますよ。
砂糖の過剰摂取がもたらす問題
砂糖をとりすぎると、体にさまざまな悪影響を与える可能性があります。アイスは甘くておいしいですが、そのぶん砂糖の量も多くなりがちです。
一度に大量の砂糖をとると、血糖値が急に上がります。すると体はインスリンを出して、血糖を下げようと働きます。この急な変化が、眠気や集中力の低下につながることがあります。
さらに、砂糖のとりすぎは虫歯や肥満の原因にもなります。とくに子どもや運動量が少ない人は、注意が必要です。
ただ、砂糖そのものが完全に悪いわけではありません。体や脳を動かすためのエネルギー源にもなるので、「量」が大切です。
「無糖」や「シュガーレス」と書かれたアイスなら安心かというと、そうとも限りません。人工甘味料が使われている場合は、また別の注意点が出てきます。
適量であれば、甘いものも楽しむことができます。アイスを選ぶときは、成分表示を見て、1個あたりの砂糖量を確認してみましょう。
毎日ではなく、「特別なおやつ」として上手に取り入れるのが、心も体も満足できるコツです。



甘いものは心の栄養にもなります。でも、食べすぎは逆に疲れやすくなることもあるんですよ♪
アイスバーガーのカロリーに要注意
アイスバーガーは見た目以上に高カロリーなスイーツです。一見すると小さめですが、実は中身に甘さと脂質がぎっしり詰まっています。
アイスに加えて、クッキーやパン生地が使われているので、糖質と脂質の両方が多く含まれます。これにより、カロリーが跳ね上がってしまうんです。
一つで300kcalを超える商品もあり、ごはん1杯分に近い場合も。食べる時間帯や他の食事とのバランスに気をつけないと、体重増加の原因になります。
とはいえ、アイスバーガーは手軽に満足感を得られる点では魅力的。特別なご褒美やイベントで食べるなら、そこまで神経質になる必要はありません。
注意したいのは「毎日食べてしまう習慣」です。知らないうちにカロリーオーバーになっている可能性があるので、週に1~2回程度に抑えると安心です。
また、成分表示で脂質・糖質・カロリーをしっかり確認しておくと、自分の体に合った食べ方ができます。
小さくても、見た目以上にエネルギーが詰まっている。それがアイスバーガーの特徴です。



甘さと食べごたえの誘惑にご用心。サイズが小さくても、カロリーは「がっつり系」かも♪
おすすめできる安全な市販アイス
市販でも安全性が高く、安心して食べられるアイスはちゃんと存在します。選び方を知っておけば、お店で迷うことも減りますよ。
もっとも安心できるのは「原材料が少なくて、見たことのある素材だけで作られているアイス」です。クリーム、砂糖、卵など、家庭でも使う材料が理想です。
具体的には、ハーゲンダッツなどのアイスがよく挙げられます。たとえばバニラ味の原材料はとてもシンプルで、余計な添加物が含まれていません。
また、無添加やオーガニックをうたっているブランドもあります。ただし、「自然派」とだけ書いてある商品は、中身をよく確認してから選びましょう。
コンビニやスーパーでも、シンプル系アイスは手に入ります。パッケージよりも裏の表示を信じるクセをつけるといいですね。
低価格すぎる商品は、乳化剤や香料などの添加物が多くなりがちです。あまり安すぎる場合は、中身もチェックして慎重に判断しましょう。
おいしさと安全性を両立できるアイスは必ずあります。少し目をこらすだけで、良いものに出会えるはずです。



ラベルの「おいしそう」に惑わされず、裏の「材料の素直さ」を信じるのが賢い選び方です♪
まとめ|【見逃し厳禁】買ってはいけないアイスの特徴と安全な選び方まとめ
最後にこの記事のポイントをまとめてご紹介します。
- トランス脂肪酸を含むアイスは心臓病リスクが高い
- 高フルクトースコーンシロップは肥満や糖尿病の原因になりうる
- 人工甘味料は腸内環境のバランスを崩す恐れがある
- 低価格アイスは添加物が多く使用されている傾向がある
- 「自然派」と書かれていても成分表示の確認が必須である
- 砂糖の摂りすぎは血糖値の急変動や虫歯の原因になりやすい
- アイスバーガーは意外と高カロリーで食べすぎ注意
- 安全な市販アイスは材料が少なくてシンプルなものが多い
- 成分表示を見ることで安心して食べられるアイスを選べる
- 環境への影響が気になるならパーム油の有無も確認すべき
コメント